当院の放射線科は(非常勤)医師1名、診療放射線技師6名(非常勤2名)、総合検査受付2名で診断に有用な画像の提供ができるよう日々の診療に取り組んでおります。当院は救急指定病院ということもあり、24時間365日救急で来院される患者さまに必要な場合、検査できる体制をとっております。
当院で可能な検査は、全身単純X線撮影(手、足、腕などの四肢、首や背中の椎体、骨盤、肺、腹部など)全身を撮影することができます。人体の構造上、他の骨や臓器などが重なり、捉えにくい部位の場合、方向を変えて撮影することもあります。
次に全身X線CT検査(頭、胸、腹、四肢、椎体、骨盤)など全身の骨や内臓をX線でスキャンすることにコンピュータ処理を行い断面で診断を行います。最近では、大腸に専用の機器を用いて炭酸ガスを送気し、CTスキャンを行い、得られたデータから仮想内視鏡の画像を作成し、診断に役立てたりしています。
X線透視検査、主には画像としての診断で用いることもできますが、多くは医師が処置や治療のため、造影剤を使用して目的臓器にカテーテルといわれるチューブを挿入する際にガイド目的でX線透視下でナビゲートの目的で使用したりします。この装置を用いた皆さんになじみの深い代表的な検査は、バリウムを使った胃X線透視検査などができます。
その他、手術室にも移動式の透視装置があり、術中に目的臓器にチューブ進めるためのナビゲートをしたりしています。
また、当院の技師は認定技師が多く在籍しており、より質の高い検査の実施を目指しております。