CTの画像をもとに、大腸がんやポリープ等をみつけるための検査です。従来から、大腸の検査においては、注腸X線検査(バリウム検査)、大腸内視鏡検査と大きくわけて2つの画像診断がありましたが、近年のCT機器の進歩で大腸の観察が可能になりました。当院では、近畿でもいち早くこの検査を取り入れ、地域医療に貢献したいと考えています。
他の検査と同様に検査食や下剤など前処置が必要となります。検査食については、普通食に近いものを提供しております。また、下剤の量については、大腸内視鏡検査の約1/4の量だけで検査が可能になっています。そのため、造影剤として、少量のバリウムの服用はして頂きます。
バリウムを飲まれて以前に気分が変わったりしたなど、何かございましたら、お申し出下さい。
大腸CT検査(CTコロノグラフィ)は、前処置が不十分だと正確な診断ができない可能性があります。検査前日から下図の指示通りに前処置を行って下さい。
その度にチェックシートにご記入下さい。
検査前日 | 朝食 |
普段通りお召し上がりください 食後水(500ml) |
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昼食 |
検査食(カレーライスとコンソメスープ) 食後バリウム2包と水(500ml) |
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間食 |
「ミルクココア」と「バナナ・オレ」 |
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夕食 午後7時頃まで |
検査食(親子丼とお吸い物) 食後バリウム2包と水(500ml) |
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就寝前 午後9時頃まで |
腸管洗浄液マグコロールP50gとバリウム2包を(900ml)に溶かしてお飲み下さい。 |
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検査当日 | ||
朝食 | 検査食(コーンスープ) | |
以後、検査終了まで何も食べないでください |
※ 夕食は午後7時頃までにお召し上がりください。
※ 腸管洗浄液(マグコロールP)は午後9時までに服用してください
検査当日 | 検査食を食べて頂き下剤を服用します。 |
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検索当日 |
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炭酸ガスを注入する目的は
大腸は、管腔臓器(くだ)です。普段はしぼんでいるため、空気などを利用してふくらませた状態ですみずみまで観察します。従来では、主に空気を利用していましたが、空気の場合、検査後、大腸のはりがしばらく残り、それが苦痛となっている場合もありました。そこで、炭酸ガスを用いる事で空気に比べ約130倍程度吸収が早く、検査後の腹部膨満感も速やかに消失します。
大腸CT検査は病気をみつけるための検査です。大腸CT検査で病変が疑われる場合は、大腸内視鏡検査を用いた治療目的の検査を受けて頂く必要もございます。
予め、ご了承ください。
その他ご不明な点などありましたら、中井記念病院放射線科TEL: 0745-21-1118までお気軽にお問い合わせください。